オノノクスと共に

メガオノノクスを諦めない

お待たせしました

何があったのか

①前提

私は高校2年10月までポケモン完全攻略チャットに所属していましたが、長年目指していた東大受験に向けて脱退、その後受験勉強を続けてきました。

高校3年次には魂の東大単願受験をしました(他のどこにも行きたくなかったので)が、残念ながら二次試験にて不合格となり、1年間の浪人生活を決定しました。

塾にこれまで行った経験がないこと、自宅が田舎であり塾まで通う時間的なロスを加味し宅浪を決意し、先日2年間の受験生活を終えました。

②なぜ他の人より早く受験を終えたのか

結論、今年は東大を受験しませんでした。原因は共通テストの大失敗です。

出願自体していませんが学部次第で足切りといった感じだっただろうと思います。

それでも今年は東大のための浪人ですので、賭けであっても何が何でも最低出願はするつもりでいました。しかし、失敗科目の1つに国語の大事故があったのです。

これにより他の滑り止めのための共通テスト利用受験に支障が出てしまい、仮にこれで落としたら2浪の可能性が低くないこと、精神状態的に2浪は不可能かつ当時共テの失敗によってあらゆる受験への自信を喪失してしまったため、やむなく国立のレベルを下げることになったのです。

結果として滑り止めとしていた東京理科大には合格することができたので結果論では出願できましたが、国立の優先度が私立より低くなっていたため、国立は受験せずもう1つの私立大受験が終了し次第受験生活が終了、ということになりました。

 

どう受け止めているか

正直共通テスト終了直後から数日間は死んだような状態でした。あらゆることに絶望しましたし、どう立ち直ればいいかわからず、急に泣き出したり全てがどうでもよくなって笑い出したり、過去にないくらいの精神不安定を味わいました。

とはいえ皆さんもこの状態は完全にわかってはもらえずとも予想はつくはずですし、結果を聞いたら受験の話題は腫れ物に触るようですから控えようとしてしまうかもしれません。なので今の感情を話します。

現在の私はぶっちゃけ全然大丈夫です。私は元から割り切り、切り替えが早い方であり、こうすると決めた時からは私立大を第一志望としてしっかり切り替えて受験に望んでいました。東大以外特別行きたいと思える学校もなかったので私立なら正直どこに受かっても終わってよかったの感情が勝ちますし、受験が終了した今は笑い話にできるくらいには回復しました(もしかしたらこれから先東大生の方へ若干のコンプレックスを抱くかもしれませんが...)。

なんなら2年以上我慢してきた大好きなゲーム解禁に今はずっとはっちゃけていますし、精神的にはもう何も問題ありません。ぜひ気にせず話してください。私は元気です。

 

これから受験生となる人たちへ

長いお気持ち表明になるので興味のある人だけ読めばいいです。

 

これを読んでいる人の中にも浪人を経験した方もいると思いますのであまり偉そうなことを言うのもなんですが、私が個人的に思うことを書き綴ります。

私は勉強が好きでした。親がそういう環境に居させてくれたのもありますが、小学4年くらいからはもう毎日のように勉強しており、中学受験をして行きたい中高一貫校に入学することができました(流石に当時は受験のための勉強と思っていましたが、それほど苦ではありませんでした)。

中学、高校に入ってからも癖づいていたため、質や量はどうあれ毎日勉強は続けており、それを当たり前と考えていました。好き嫌いはありますが、特に理系教科は大抵それなりに楽しんで勉強を続けていました。

現役の受験時についても、浪人してもいいからなんとしても東大に行く!という強い意志と、どこから湧いてくるのかよくわからない自信で、判定がどうであれめげずに平日10、休日14時間程度の勉強を狂ったようにしていました。実際、最終盤になって多少伸びてきたのが最後の支えになっていたんだと思います。

 

しかし、浪人時だけはこの状況が大きく変わりました。

 

私は、はっきりと勉強が嫌になったのを実感しました。大学を目指して浪人をしているので勉強が嫌いになったというわけでもないと思っているのですが、それでも少なくとも受験勉強をするのが、初めて苦しくてたまらなくなりました。

浪人生活、特に宅浪は、自分との戦いです。いえ、それは現役時でも同じですので言葉を変えますと、自分との喧嘩です。少しでもやる気が出なかった、効率が悪かった日には自分を責め、模試で結果が出なかったら自分を責め、増していく不安と共にその自責はどんどんエスカレートしていきます。私は家族に心配させたくなかったので家族に対しては明るく振る舞っていましたが、夜はよく泣いていました。それを経て結局、私は志望校に届いていないわけです。共通テストが終わった直後、この1年はなんだったんだろうなと考えざるを得ませんでした。

 

ここで1つ目の主張です。「浪人してもいいから第一志望を目指す」は本当によく考えましょう。

これは絶対ですが、それだけの熱意を持っている人なら必ずどの大学、どの環境にあろうと自分のやりたいことはいつか実現できます。自分の人生の丸1年をかけて、来年自分が1度蹴った大学に入るかもしれないことを考えても本当に浪人の選択をするのか、選べるならばちゃんと考えるべきです。

 

さらに2つ目の主張です。これらを踏まえた上で、私は今年の受験を今は全く後悔していません。

私は今年たくさん苦しみました。結果も出ませんでした。しかしその過程に後悔していません。今年があったから得られることもあったからです。

まとまった時間を得たことで、現役時に見据えられなかった自分の人生計画を大きく見直すことになり、自分でもわかるくらいはっきりと、人生に達観しました。自分の感情の制御を通して様々な方面で自制を覚え、精神的には少し成長したのではないかと思っています。

またただ勉強していただけでは本当に単に1年遅れをとると思っていたので、何かを始めなくてはと思い、お金の勉強をして長期投資を開始しました。他にも自分の持つある程度のスキルを活かして短期的にできる仕事を得たり、多少の社会貢献になりそうなことをしてたりしました。もちろん勉強の合間を縫ってです(これのせいで落ちたみたいな規模感の話ではないので心配しないでください)。家族と過ごす時間が増えたのも綺麗事なようで結構大事な要素でした。

時間がある、できてしまったということは、全てにおいて悲観すべきことではないと思います。自分の目標に向かいながら、その目標が本当に正しいのか、その先に何があるのかを見つめ直すいいきっかけでもありました。何より、自分はこの1年間を耐え切ったんだ、これ以上何を苦しむことがあるのかというメンタルを得ました。今自分はだいぶ無敵です。

私は自分以外にこれほど苦しくて辛い選択をしてほしくないと思いますが、同時に、浪人を選択した、選ばざるを得なくなったという人を心から応援したいと思います。自分の夢に向かって頑張った人っていうのはどんな形であれかっけえです。

無限に言葉が湧いて出るのでこの辺に収めます。

 

ずっとお待たせしていた仲間たちへ

 

 

ただいま!!!!!!!!!!!ポケモンしようぜ!!!!!!!!!!